Recently
Archive
Category
Link
Profile


新しいこと。

安城市で60代のご夫婦の住宅を計画しています。


お二人とお話をしていて

いつもしている平面や断面のスタディが止まりました。




新しいコンセプトや形態が不要に思えたのです。




お二人にとって

ふつうに毎日が穏やかに暮らせることが大切であり

そのことはコンセプトのある住宅をつくるより難しく

何もないのに

決定的にお二人のために作られた空間を目指すということ。



それって何をすればいいんだろう???


と要望書を毎晩何度も何度も読み返しながら

何が必要なのか

何が可能なのか

いつのものように衰弱しきるまで考え続けました(笑)



提案した住宅の外形は正方形とし屋根もそれに習い方形。

平面も断面も図面上特に新しい何かがあるとは言い難い住宅になっています。

むしろ年齢のことを考慮し機能上使いやすく、住みやすさを重視して収めています。


P1050832.jpg
(本日の建て方の様子)




情報として消費されてしまう新しさや形態より

時間を重ねるごとに

住まい手が

新しい発見や感覚を見つけられる建築に

価値や意味があると考えています。



ある種合理性と機能性を徹底した上で

そこに些細な提案を加えることで

全く別の建築に到達できたらと考えています。



過去や歴史に敬意を払いながら

その先にあるものを見えない形で映し出せたらと。


050889.jpg
笑顔がとっても優しいご主人と

いつも前向きで楽しく打合せをしてくださる奥様に

最高の空間が提供できるよう引き続き励みます!


2015.05.22(Fri) - architecture





/