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設計事務所の可能性

一般の方が手にすることはないと思われる建築賞の冊子用原稿を作成したので転記します。

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「いま住宅に必要なこと」

強いメッセージが社会に向けて投じられているか。

建築批評が内輪談義ではなく、外に向けてその存在価値を見いだすとしたらそういうことではないだろうか。

ぬくもりのある住宅をウリにする中小規模のハウスビルダーがいて言葉たくみにキャッチフレーズを多用する

大企業がいて・・・設計事務所である私たちが出来ることはコストだけを最優先した建築生産や大量生産に

関わることではなく、社会に向けた建築の提示が役割だと考えている。

例えば巨大開発によって造成され木々が切り倒された場所では要望を満たす間取りだけではなくその場所に

向けた提案が可能であるし、スクラップ&ビルドによって短い期間で更新され続ける街並みに対しては再利用

しながらすこしずつ更新していく速度を提案することも可能である。

自己資本によって自由に計画可能な住宅や民間の建築だからこそ、少しでも周囲や先の未来に向けて気配り

が届くものであってほしいと考えている。結果それはクライアントにも還元されるものとなる。

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上記に関連して豊田市を拠点としている佐々木事務所の今後の展開について


自動車関連企業が集まる豊田市ですが、建物は経営上の観点からどうしてもコストを最優先してしまうため同じ型

の工場やオフィスが多く並んでいます。近年建替えられたオフィスや工場であっても数十年前と同じ型という状況です。

どのような生産現場であっても建築的な改善点はかなりあり、それによりモチベーションや生産性も変わってくると

考えています。

製造業の現場環境を改善したい!

豊田で独立してから沸々と考えていることのひとつです。

利益・経営を優先する大手企業にできない提案ができることが小さな設計事務所の存在価値だと考えています。

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2015.12.15(Tue) - architecture





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