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170420大学教育

3年前に依頼があり非常勤講師として2つの大学に通っている。
前期・後期それぞれ1校ずつにしているのは、本業の時間をあまり多く割きたくないから。

オープンデスクとして事務所にやってくる学生には
勉強会や現場見学、学校の課題及び就職に向けた相談などやれる限りのことをいつも提供している。
それは彼らに向上心や好奇心があるからである。
先日もオープンデスクで松坂市から2時間半かけて通っている学生がいて驚いたが
(以前にも岐阜の養老から通っている学生がいた)
そこまでして何かを得たいという志と行動力を持っている人がいれば
こちらも何とかして応えたいと思うのが自然の流れである。


向上心や好奇心、学びたいという欲求が無ければ人は学べないと僕は考えている。
だから単位とるためだけに大学に通う学生の相手はしたくない。
こちらとしてもそんな風に受け止められる授業には絶対したくない。


学生は授業になると静かになる。
テストで高得点が取れればいいという教育を今まで受けてきたからだろう。
僕は間違った質問などないから手を挙げなさいと伝えている。
間違っているのは手を挙げず、他人の応答を横で盗み聞きしている態度だと。

挙手の裏には「好奇心」が潜んでおり
挙手という「行動」が本人を一歩前に進める。


知識だけじゃなく、考える力をつけ、好奇心を強く持ち
今までなかったくらい積極的に建築に関わりたくなる。
そんな授業をいつも展開したいと考えている。

まずは、ユーモアに対する反応が悪すぎるので、そこに早く反応できるようになってほしい。

真面目で正しいだけのあなたの計画は聞いていて人を楽しませない。

建築は楽しいものだ。


2017.04.20(Thu) - hitorigoto


スケール

【ヒトリゴト】

独立してから個人住宅の設計を依頼されることが多く

「暮らしを支えるスケール」を追って来た。

ここ数年住宅以外の計画に関わる機会が増えてきたが

その場合であってもスケールによって如何に自然と建築、人がつながるかに興味があり

そこに現れる光を交えた空気が利用者にどのように響くか、同じく関心がある。



軽くて重く

弱くて強く

固くて柔らかい

既視感あるのに新しく

動かないのに常にうつろい

永続的で瞬間的で、、、、


きっと建築に限ったことではないが

そういうものが世界には存在し

それらを探求している時間はとても充実している。


主観に閉じた建築を作るつもりはさらさらないが

人に響く心地よさがつくれたらと

毎日模型眺めながら検討を重ねる。

以上、ヒトリゴトおわりw


2017.04.18(Tue) - hitorigoto


建築は楽しい

敷地に立った時、素材に触れたとき、新しいスケールを見つけたとき

とてもワクワクして建築がつくりたい衝動に駆られ

言葉にならない思いがこみ上げます。


設計は苦しいとか

嫌なことが殆どでうれしいのは一瞬とか

施主や現場が、、、と色々な意見もあるけど


僕は学生のころに興味を持った建築が今も好きで

お施主さんはいつもキラーパスを投げかけてくださるけど(笑)

いや~きついの来ましたね~ って笑って話せるお施主さんばかりで

施工者と喧嘩したことも無く

上から目線で指令を出したことも無く

常に協働しているチームという意識で接しています。



春ごろからは同時に現場がいくつか始まり

今とは違った建築を作っていく事になります。

敷地に応えながら、環境と関係しながら、静かに佇むいくつかの住宅。


現在スタッフが猛烈に頑張ってくれているので、もうしばらくお待ち下さい!


2017.02.14(Tue) - hitorigoto


寸法

1500mm|敷地境界からの距離、洗面室の有効寸法、エントランスの幅、ダイニングテーブルの幅

700mm|クローゼットの奥行き、ダイニングテーブルの高さ、バスタブの幅、室内扉の幅

200mm|階段の蹴上げ高さ、キッチンの棚板、小さい引き出しの高さ、タオル掛けの長さ

計画によってそれらは前後するが建築には概ね基本となる寸法がある。

法規、施主要望、使い勝手、施工方法などによってそれらは常に流動的である。

寸法を決めることが設計者の仕事だと考えている。



つまり建築は寸法の重なりで出来ている。

寸法はそこに閉じた「数値」ではなく「関係性」である。

建築を開くも閉じるも、繋ぐも隔てるも全てを微細にコントロールしているのは寸法である。

見えず動かない寸法が建築をつくっている。



難解なパズルや読者不在の物語をつくることより

スケールと向き合うことで見つかる建築に興味がある。

新しいスケールが作り出す、他に無い関係性を持った建築。



そんな建築をつくりたい。


P1170451.jpg


2017.01.18(Wed) - hitorigoto


170106つくりたい建築

例年のことだが一年のうちで終日休みが取れる日はほんの僅か。

よって正月休みは駆け足で過ぎていった一年を振り返ったり

読めていなかった本を読んだり

進行中のプロジェクトのスケッチを進めたり

好きなことに時間を割くようにしている。

気がつくと殆ど仕事しているときと変わらない、、、笑


本読むとき、スケッチ描くとき

思い立った言葉をメモに残すようにしている。

それらの点を繋いでいって自分が進みたい方向のイメージを繋げていく。

連休中そんな点がたくさん見つかった。


本日から仕事始め。

早速施主打合せがあり、追加要望が加わったので何度目かの計画修正。

お施主さんが僕たちが考えた案を大切に思ってくれて

イメージを膨らませてくれて

お互いの立場を尊重しながら

一緒になって建築をつくっていくプロセスは楽しい。

予期せぬ要望によって計画は一旦止まるけど

その後、好転するのが面白い。(好転するまでスタディは止めない)

帰り際

「何度も要望を伝えてすみません。またお願いします」

とお施主さん。

「楽しみにしていて下さい」

と私。

打合わせ前はドキドキ、帰りは追加要望片手にワクワク。

そんな今年ひとつめの打合わせだった。


設計打合わせは図面見ながら機能的な話に終始しがちだけど

建築は住み始めると機能や便利さ以外に

家族や自然を前にして感じることや楽しさがたくさんあるので

そこを今後も伝えて行きたい。



2017年、つくりたい建築は

「ずっと佇みたくなる建築」

昨年の欧州旅行や国内の建築旅行

そして今までの経験を踏まえながら

自分の心に残っている建築に共通点があるとすれば

そういう言葉になる。


それは新しい建築言語ではないかもしれない。

しかし時間を経てなお今までにない感覚を感じられる建築。

そんな建築をつくりたい。




2017.01.06(Fri) - hitorigoto





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